カードローンの返済をシミュレーションしてみた!理想の返済計画も紹介

カードローンは計画を立てて使う必要があり、シミュレーションは自分自身で計算する方法になります。金銭計画を立てるときはきちんと返せるようにする必要があり、無理をしないように考えることが大事です。

「ご利用は計画的に」といううたい文句はなにも考えずに使うと危険で、返せなくならないようにするために注意すべきことを知る必要があります。この記事ではそのためのコツを紹介しますので、利用する前に確かめ失敗をしないようにしましょう。

なぜシミュレーションをすることが重要なのか?

カードローンを取り扱う金融機関には公式サイトに機能として「返済シミュレーション」があり、どのようなことをするのか気になるものです。しかし、使い方をきちんと確かめて月々の返済金額を決め、無理をしないようにする必要があります。借入金額を設定して回数を入力すると1回あたりに支払う金額とその合計額が算出され、比較すると最適な方法を決めやすいです。

シミュレーションはカードローンの返済金額は元金と利息を合わせた金額になり、暗算して計算することは極めて難しいです。しかし、正確な金額を把握することで利息の部分を可視化でき、予想以上に多いと実感できます。利息の部分は借りた金額とは別に利用者自身が負担するため、多くなる分だけ損をすると考えれば無駄遣いをしなくなりやすいです。

このため、シミュレーションは正確な金額を計算でき、借りすぎると逆に損をすると実感できます。もし、せずに使っていると損をしていると分からず金銭感覚が麻痺するため、面倒でもきちんと行うことが重要です。

返済額の下限を確かめよう

返済金額を決めるときは銀行によって下限額が設定されていますが、このままでは利用金額によっては総額に対する利息の割合が増えることもあります。このため、収入の状況を確かめて生活費を除いて余裕を持てる金額を確かめ、総額を把握して最適な回数を選ぶことが望ましいです。

仮にローンの年利を18%で50万円返すと仮定し、金融機関で下限額が1万円になっていたとします。その場合は忠実に返すようにすれば回数は94回になり総額は931125円、そのうち利息分は431125円で借入金額のほぼ2倍になります。返済期間は94回になり毎月行えば7年10ヶ月になり、予想以上に長くなることが事実です。

勘違いしやすい点は50万円借りて1回に1万円だと50回になり、4年2ヶ月で終わると考えやすいことです。しかし、返済金額の部分には「元金」だけでなく「利息」が含まれ、回数を増やせば前者の割合が少なくなります。このため、「総返済金額における利息の割合」は予想以上に大きくなると分かり、楽に借りようと考えないようにすることが重要です。

返済額の上限を決めよう

この場合は毎月の返済金額を変えて計算してみると合計額と利息の割合、かかる期間が分かり、日常生活に支障をきたすことがないように決めるきっかけにすると便利です。

50万円で年利18%の場合を仮定し、1回の返済金額を2万円にすると総額は631397円になります。返済回数は32回になり期間は2年8ヶ月、利息の部分の金額は131397円で約26.3%です。

次に3万円に増額すると合計額は579720円になり、回数が20回で期間は1年8ヶ月に変わります。利息の金額は79720円で割合は15.9%と前のケースより減っています。

さらに4万円に増やせば合計額は557863円になり、返済回数は14回で1年2ヶ月です。利息の金額は57863円で割合は11.5%とさらに減っていることが特徴です。

以上のように、具体的な数字を確かめるとかかる期間や利息の割合が分かり、無駄遣いをしてはいけないと感じるようになります。また、1回あたりの金額を少なくすると総額が増えて完了するまでかかる時間が長くなり、損をすると考えるようにしないといけません。

最適な返済金額を決めよう

返済金額の決め方は人それぞれですが、1回あたりの支払額を多くして回数をなるべく減らすようにすることが理想的です。

50万円を年利18%で借りたと仮定すると返済金額を1万円から2万円に増やせば返済金額が931125円から631397円に減らせます。これだけで借入金額の50万円に対して30万円も総額を減らすことになり、効果が非常に大きいと分かります。

2万円から3万円にすると631397円が579720円になり5万5千円、3万円から4万円にすると579720円が557863円になり1万6千円減らせます。このため、金額が多くなれば減額できる金額の割合も減ってくるため、2万円を目安に考えると良いかもしれません。

しかし、勤務先の経営状況などで収入の状況が変わってくることもあり、臨機応変に対応して利息を増やさないようにすることが望ましいです。ただし、日常生活に支障をきたすように多くの金額を設定すると困るため、無理をしないように決めることが大事です。

まとめ

カードローンのシミュレーションは返済金額を明確にでき、計画的に利用するために役に立ちます。最低返済額はあくまでも銀行が設定した金額になり、借入金額に対する割合が低すぎると総額が多くなるため注意が必要です。

返済金額を決めるときは収入の状況を確かめ、日常生活に支障をきたすことがない範囲で考えることが大事です。しかし、少なすぎると利息が増えて損をするため、最適なラインを決める必要があります。