カードローンを繰り上げ返済するメリットを解説!

カードローンの返済は実は約定日に支払う方法以外にあり、「繰り上げ返済」になります。「繰り上げ返済」は返済を楽にする方法として使われがちですが、実際には仕組みを理解していない人も多いです。

この記事では仕組みや使い方のコツを検証していき、カードローンをお得に使えるように解説します。返済を楽にしたいときや仕組みについて気になる場合はこの記事を参考に、金銭計画を立てるようにしてみてください。

どのような仕組みなのか?

よく聞く「繰り上げ返済」の意味は「月々の返済とは別に希望学を返す」ことになり、ボーナスや臨時収入が入り金銭的に余裕が出てきたときに考えると便利です。その方法は金融機関や消費者金融会社によって異なり、口座振込や窓口、ATMなどがあります。また、利用する前に電話連絡が必要な場合もあり、事前に確かめて手続きをすることが大事です。

「繰り上げ返済」は元金を減らせるため、当初の計画より返済期間が短くなります。このため、発生する利息も減らせて返済金額の総額も少なくなり、資金に余裕が出て今後の生活を楽にしやすいです。また、利息は日割り計算のため1日でも早くすると少なくなり、ボーナスなどの臨時収入を受け取ればすぐにすると効果があります。

お得になる金額は?

一例として年利18%のカードローンで10万円利用すると仮定します。月々の返済金額は2000円で元利定額リボルビング払いの場合で総額は約18万円で期間は7~8年と長くなります。この場合は返済金額の1.8倍になり期間も非常に長く、1回あたりに支払う金額は少なくて楽になりますが結果的に大きく損をすることになります。

ちなみに、借り入れから6ヶ月後に繰り上げ返済を1万円した場合は以下の様になり、総額は約16万円期間が6~7年です。

次に12ヶ月目に1万円の繰り上げ返済をすると総額は約15万円で期間は5~6年になります。

以上のように、着実に返済金額の総額が減りかかる時間は短くなっているため、しないと損だと言えます。また、一回あたりの金額を少なくするなど楽なことを考えると自身の首を絞めることになり、収入の状況と照らし合わせ甘えないようにすることが大事です。

少しずつするとどうなるのか?

繰り上げ返済の方法はボーナスなどの臨時収入があればまとめてすることもできますが、月々の収入に応じて余裕ができたら増やすようにすると効果的です。

年利が18%で10万円の契約の場合は毎月3000円にすると総額は約14万円で期間は4年になります。

このため、1000円アップするだけで返済金額の総額を4万円、期間を2~3年も短くできます。

月々の返済金額は資金に余裕ができたら上げるようにすると効果的で、なるべく早く返すことを意識することが望ましいです。ただし、最低返済額は1万円以上になるため、この一例は実際にはできないこともありますが、1回あたりの金額を少なくすると返済金額の総額が増え期間が長くなり損をすると認識すると危機感を持てます。

注意すべきこともある

繰り上げ返済は返済金額の総額を減らせ期間も短くなって便利ですが、実際にはメリットだけではありません。「返済金額を増やす」ことは「余剰資金を減らす」ため、収入の状況と生活費などの出費と照らし合わせて考えないとお金が足りなくて困る場合もあります。繰り上げ返済をした月の約定日には通常と同じ金額が必ず請求され、支払えないと信用情報機関に滞納として記録されることもあります。

このため、あくまでも月々の支払いはきちんと行うことを最低条件として考え、資金に余裕ができたら繰り上げ返済をするようにしないといけません。このため、別枠だと考えて資金計画を立て、今後の生活に支障をきたすことがないようにする必要があります。また、生活費がギリギリの状態になると病気や事故などで急な出費が必要な場合に足りなくなり、約定日に支払えなくなることも多いです。

手数料がかかる場合もある

繰り上げ返済をすると支払金額の総額を減らせ期間も短くなりいい事ずくめだと思われがちですが、住宅ローンやカーローンなどになれば手数料がかかる場合もあります。手数料は当初の計画より早く返されると金融機関が当初より利益を得る機会を損失し、防ぐことを目的として設定する傾向が強いです。このため、手数料を加味して返済金額の総額を減らせるか確かめ、逆効果にならないようにする必要があります。

また、住宅ローンの場合は「住宅ローン控除」がありますが、規定期間より短いと受けられなくなる場合もあります。このため、資金不足になるリスクも有り逆効果になるため、契約内容を確かめてすることが大事です。

まとめ

繰り上げ返済は返済金額の総額を少なくして期間も短縮できて便利ですが、きちんと計画を立てなければ思わぬ落とし穴にハマることになります。また、ローンによっては手数料も設定する契約もあり、事前に確かめて逆に損をしないように金額を決めることが大事です。

カードローンの返済は約定日に支払うことだけでなく、繰り上げ返済もあると知ると有意義に使えます。しかし、余剰資金が完全になくなると急な出費に対処できなくなり、滞納や支払遅延をするリスクもあり注意が必要です。